プロフィール

なぜ私は、成功ではなく「シッパイ」を名乗るのか

1. 成功事例ではなく、「失敗」を掲げる理由

私は昔から、少し天邪鬼な性格でした。 クラスの全員が「A」に賛成しても、心の中で(本当にそうか?)と斜めから物事を捉える、あまり可愛げのない子供でした。社会人になってもそれは変わらず、当時の上司たちは扱いづらかっただろうと思います。

そんな私の根底にあるのは、子供の頃に出会った「人間万事塞翁が馬」という言葉です。 悪い出来事が、後々良いことにつながるかもしれない。逆もまた然り。 「今、この瞬間の良し悪し」だけで、人生を決めつけることなんてできないのです。

果たして「失敗」とは何でしょうか?

プレゼンで噛んだこと? 上司に怒られたこと? いいえ、違います。 それはただ「経験が浅かった」「準備が足りなかった」という「事実」が生じただけです。

私が考える本当の失敗とは、その事実に対して、 「あいつのせいだ」と他人のせいにしたり、「なかったこと」にして現実から目を背けたりすることです。

心がざわつくのは仕方ありません。でも、そこから逃げずに原因を考え抜き、次に何をするべきかを導き出す。 この「デバッグ(修正)」を行う限り、それは失敗ではなく、ただのデータになります。

成功事例は、再現性が低いものです。その時の運や環境が大きく作用するからです。 しかし、「シッパイ」には普遍的な学びがあります。だからこそ私は、成功ではなくシッパイを語りたいのです。

2. なぜカタカナで「シッパイ」なのか

理由は2つあります。

ひとつは、私が大好きなザ・ハイロウズの名曲『シッパイマン』へのオマージュです。 歌詞にある「悔いのない生き方は 後悔の繰り返し」「シッパイマンの顔は、泣きそうに笑う」という言葉。 一見矛盾しているようで、この言葉は高校生だった私の心の奥底に深く刺さり、今でも聴くたびに涙が出そうになります。泣きながら、それでも笑って前に進む。それが私の理想像です。

もうひとつは、「失敗」という言葉の呪いを解くためです。 日本語の「失敗」には、どうしても重苦しいマイナスな響きがあります。しかし、英語の「Mistake」の語源を見てください。

Mis(誤って)+ Take(取る) = Mistake

ただ、「違うものを取ってしまった」だけなのです。 ならば次は、違う取り方をすればいい。それだけのことです。

かつて尊敬するドイツの理学療法士が私に言いました。 「Enjoy your mistake.(ミスを楽しめ)」

完璧主義で自分を追い込んでいた私の心は、この一言で救われました。 シッパイを楽しんでいい。たくさん後悔して、修正して、最期には「悔いはない」と笑って死ぬ。 それが、シッパイマンの生き方です。

3. このブログが目指すもの

私がやりたいことは、私自身の「生存戦略(デバッグ記録)」をさらけ出すことです。

単なる「Mis-take(取り違え)」で、自分の可能性を全否定したり、自分を傷つけてしまう人を一人でも減らしたい。 「なんだ、こんなに失敗している奴でも、笑って生きていけるのか」と安心してもらいたい。

私自身、まだまだ未熟な「シッパイマン」です。 でも、自分をデバッグし続けることで、人生は少しずつ、確実に生きやすくなります。

このブログが、あなたの人生のバグを直すための、小さなヒントになれば幸いです。

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